オタク向けクラブレポ

オタクがLDHにハマったところでいわゆるメインファン層のようにギャルやパリピになれるわけではなく、ただLDHが好きなオタクが一丁上がるだけなのは有名なお話ですね

そんなオタクが去年くらいからなぜか人生においてこんなにクラブに行くことある?って感じの日々を送った中で得た知見を、今後なにかでうっかりクラブに行かないといけなくなったオタク諸氏のためにメモ書きとして記しておきます

少ないケースのみで語るのは烏滸がましくはあるが、クラブカルチャーやDJやEDMに全く縁もゆかりもなかった陰キャオタク目線の初心者レポとして、クラブ玄人、パーリーピーポー、音界隈の皆さんがもし間違えてこの記事を開いてしまったなら生暖かい目でご覧ください クラブおっかねえ~と思ってる全てのオタクたちの何かの参考になれば幸いです みんなの推しもね、いつクラブでイベントすることになるか分かりませんからね(特にLDH

 

 

〜オタクくんのクラブへの事前イメージ〜

・基本的にみんな踊っている(ジュリアナ東京的な)

・それなりにステップ踏むくらいのスペースはある

・疲れたら座れる席がある

・トイレでは男女がいちゃついている

・女だけで行くとえぐいナンパに遭うし、出会い目的の場である

・ドラッグをすすめられる

・基本的に誰もDJのことは見ていない

↑ ↑ ↑

ことイベント時に関しては全部違った

 

〜そもそもクラブって何しに行くん?〜

・純粋に音楽を浴びに

・踊りに

・出会いを求めに

箱によって色々あるらしいけど、ALAN SHIRAHAMAがイベントやるところはガチの音楽好きが集まるところが多い(らしい)

踊れないとクラブで浮くんじゃない!?って不安だったりしたけど、実際の踊る=なんか揺れたりジャンプしたり膝関節を曲げ伸ばししたり手を振ってるくらいのイメージ パラパラとかジュリアナまでは行かない感じ(イメージが古すぎる) そういうガチダンスは専門のダンサーさんがお立ち台の上で披露してくれるところも多く、見てて結構面白い あと周りの人は別にあんま他人を気にしてないので多分踊れなくても大丈夫

DJの人に「あなたの音楽を楽しんでおりますよ~!」という気持ちが伝わればいいと思う 体を揺らすとか頭を揺らすとか手を揺らすとか…

逆に思いっきり踊りたい!という人はフロアが空いてればいいけど、イベントで身動きが取れないくらいぎゅう詰めの時は常識的に考えて後方などスペースを確保したうえやったらいいと思う 人にぶつかったり殴ってまで騒げるアピをする必要はないのではと…思う…知らんけど…(やりすぎてセキュリティにつまみ出されてる人もいた)

 

〜絶対に忘れてはいけない持ち物〜

・顔写真付きの身分証明書

・現金orカード(入場時に別途ドリンクチケットを支払う必要があることが多い。また、完全キャッシュレスでカードか電子マネーでしか支払えないところもあったりするので事前に要確認)

 

~あると便利だった物~

・モバイルバッテリー(充電できる場所は基本ない。レンタルモバイルバッテリーを置いてるところもわりとある)

・ウェットティッシュ(色々こぼれた時用)

・マスクかハンカチなど口と鼻を覆うもの(狭い空間で大量のスモークをぶっかけられるところが割とあり、地味に喉をやられる)

・小銭とカード入れがついてるスマホケース(必要最低限のものをすぐ出せるので便利)

・ゼリー飲料(入場待ちの列で10秒チャージできる。中ではフードは基本あんまり売ってないので行く前に腹ごしらえ推奨)

 

~持ち込みNGな物~

・食べ物や飲み物(入口の持ち物検査で捨てさせられる)

・フラッグ(あぶない)

ネムネムタ類(持ってる人いない)

・双眼鏡(同上)

・大きい荷物(ロッカーはあったりなかったり店によるので要確認。VIPでない限りカバンを置く場所などないのでなるべく身軽に)

 

〜服装〜

・オープン前から並ぶ場合、屋外に列形成が基本なので夏は暑く冬は寒い。

・中は暑かったり寒かったり店の空調の気分と季節によって様々なので、できればかさばらず脱ぎ着できるものがよい。ただしオープンエアとか特殊な場所でない限りは大体冬でも夏でも人いきれで暑い

・男性はサンダル・短パンNGなところが多い気がする 女性に関してはドレスコードはあんまりない印象 足や胸やお腹を出してる人が多い 港区女子みたいな綺麗めな格好の人も多い

・店内はとにかく暗く、ドリンクがこぼれたりしてて床が滑りやすくても見えないうえ、フェス並みに足踏まれる可能性が高いので汚れてもいいスニーカーかブーツが良さそう。座れるところも基本ないので立ちっぱなしでも疲れないもの。他者を思いやる心があるならヒールは避けるべし

・とにかくドリンクがばっしゃばっしゃこぼれるしこぼされるので、気合を入れて高い服を着ていかない方がいいと個人的には思う

・かばんは小さめで荷物は必要最低限、両手が空く斜め掛けやポシェットがよい(ドリンクカップを持つ手とスマホで撮影する手と音楽に乗る手で最低3本必要なため)

 

〜料金体系〜

イベントで入る場合は前売りチケットや入場料3000~5000円くらい

+ワンドリンク(600~1000円くらい)

ドリンク代が入場料に含まれている場合もある

バーカウンターで売ってる飲み物は大体1杯1000円前後のイメージ

VIPで入る場合は30万~/ボックス席が相場?

入場待機列に並んでると「今ならプラス1万払ったら優先で入れますよ!」とかスタッフが声かけてくることもある

 

〜入って出るまでの流れ〜

(1)前方に入りたい場合や、入場規制がかかりそうな場合はオープン(21時ごろが多い)前から待機列に並ぶ。事前に指定された時間と場所で整理券が配られる場合や、前売り券に整理番号が振られてる場合など様々なので要確認。

個人的には毎回訳のわからんチケットアプリを細々と入れさせられるのが地味にストレス(笑)

(2)入場チケット確認、IDチェック、手荷物検査、ドリンクチケット別途の場合は購入

(3)荷物をロッカーに預ける(必要に応じて)

(4)楽しむ。タイムテーブルは前日~当日夜に公式インスタで発表されることが多い。1人あたり45分〜1時間半くらいで交代で回していく感じ。どうでもいいけど交代の時に音楽が途切れずスムーズに変わるのすごい(当たり前)しDJ同士で耳打ちするように話してるの見るの好き

(5)4時ごろクローズが多い印象。ご安全に帰宅

※一度出ると再入場できない場合もあるので要注意

 

~各種注意点~

分煙はされてないことが多い。全身タバコ臭くなるのでそのまま職場や学校に向かう人は注意

・スタッフは見た目いかつくて怖そうだけど、当然人によって良かったり悪かったりまちまちだけど基本的には割と優しい。女性スタッフも多い。困ったときや分からないことがあるときはちゃんと助けを求めよう 

個人的な印象として外で列整理してるスタッフは横柄なことが多い。でもテキトーにやってるよりは近隣の迷惑にならないようにちゃんと厳しく列整理できるお店は信頼できるよね…

・入場時はきっちり並ばされるけど、ひとたび中に入ると割り込みがスタッフに咎められることはないので気持ちで負けるとせっかく並んでいいところ取ってても悲惨なことになる。絶対に負けない、入れない、という強い意志が重要。

とはいえ、いざ始まると熱狂してるうちに押されて押してあらぬ場所に流されることもよくある。特にお目当てが登場してきた時とブースや台に上がる時は後方から人が殺到してあわや将棋倒しになりがち。そういうのが苦手な人は真ん中らへんは避けた方が無難

ただし金やコネなどで後からスタッフに案内され前方に入ってくる客がいることもしばしば。普通のライブの感覚でいるとびっくりするけどクラブはサバンナなのでこれが普通である。VIP席の客が優雅に酒宴を開いているのを何時間もみちみちの立ちっぱなし状態で眺める時の気持ちと言い、圧倒的資本主義社会の縮図を体験できる

 

〜備考:これまでに行ったクラブ所感〜

RAISE(銀座)

→VIPとそれ以外の格差感がカイジ並みにすごい 天井がバカ高くて内装がおしゃれなので映える 壁のようにそびえたつVIP席に囲まれている変わった構造なうえ、なぜかブースが一段低いところにあるので一般客はほぼ人権ない。ドリンクが銀座価格。

セクシーなダンサーのお姉さんがいる

CE LA VI TOKYO(渋谷)

→屋上にブースがあり東京タワーを含む夜景が楽しめる ビジョンがないので見やすいが、オープンエアで反響しないので音は小さめな印象

冬はテントみたいな室内で案外暖かい 外国人がめちゃくちゃ多い 屈強な黒人男性のセキュリティが常に目を光らせているが治安はそんな良くない 

V2 TOKYO(六本木)

→音が良い 広い 綺麗 地下なので電波があまり良くない

セクシーなダンサーのお姉さんと屈強な男性のダンサーがいる

THE超PINK(大阪)

→最悪

クラブ アンモナ(大阪)

→かなり狭い 床がめちゃくちゃベタベタしている トイレが綺麗

昭和レトロと現代パリピが融合した独特の内装は一見の価値あり

world kyoto(京都)

寒空の下並んでいる客に温かいほうじ茶を配ってくれるおもてなしスピリットがすごすぎる 比較的手狭で音はガンガンに響く スタッフがいい意味でギラギラしてなくてオタク的には安心感ある 運がいいと舞妓さんが見れる

サンリオピューロランド(???)

→治安最高 ハロウィンナイトの季節は屋内でもすでに寒かった

フードコートがずっと営業してるので食べ物に困らないが席は混みがち

カメラ持ち込みOK(規定あり)

 

~まとめ~

クラブは怖くも危なくもないよ!とは言えないけど想像してたほどの魔窟でもない!とオタクは思った

過度に恐れる必要はないけど、常に自己防衛の精神で臨むべきなのは普段のライブと同じですね

楽しいオタク・クラブ・ライフを!(そんなものはない)